前回は最愛の娘たちへの旅の途中で出会った貴石をネックレスにしたストーリーでした。
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今回は同じくT様の、愛する奥様へのサプライズギフトのエピソードです。
今回もハートウォーミングなお話しです。
大切に想っているけど忙しさに忙殺されてしまう日々
「奥さんを大切に想っている気持ちを形に表したいんですよ。」
そうお話しされたのが、娘さんたちへのバレンタインプレゼントが決まったときのこと。
T様は、一年目から結婚記念日を忘れてしまうような方でした。
ご自身はアクセサリーに興味がなく、結婚指輪しかつけておらず、奥様は結婚指輪をサイズの関係で外されているという現状。
そろそろ結婚記念日ということで、ジュエリーをご検討しているとのお話でした。
10周年の際は豪華な料亭、海外、そしてブランド品のプレゼントと大きなお祝いになったそうなのですが、今回は、結婚記念日じゃない、バレンタインに何かサプライズでプレゼントしたいとのご相談。
サプライズプレゼントが正解か不正解か
サプライズで日頃の感謝をジュエリーという形で表すことが、正直パートナーにとって最善の選択なのか、わからない方もたくさんいらっしゃると思います。
けれど、T様の奥様はいつかジュエリーが欲しいというお話をされていたそうなので、そこはクリア。
ただ、どういったジュエリーにしていくかを詰めるにはいくつか不安要素があります。
奥様のサイズがわからない
現時点で結婚指輪もサイズ直しが必要かつ、ダイエット中なのでゴール地点のサイズがわからない
どのようなジュエリーが好みなのかわからない
細かなデティールまで決められないというのは、ジュエリーに詳しくない男性でなくとも、多くの方が悩まれる好みに関する問題
バレンタインまで日数がなく、直感で決めていくのが嫌
納期に時間がない問題も、選択を狭める一因ですが、T様自身で決めることに不安が大きいように感じました。
過程を楽しむことができるジュエリー
そこでご提案させていただいたのが、こちらの3パターン。
一緒に工房に来て一緒に選ぶ
大道ですが、間違いがないスタイル。ご予算と照らし合わせながら、確実に好みのものをオーダーメイドしていただくことができますので「一緒に来る」までの道のりもプランがあるのであればおすすめです。
T様が決めてサプライズで渡す
こちらも王道。T様と私たち製作側で一緒につくりあげます。ご予算やご要望をT様に伺い製品づくりします。モニターで完成図等をお見せしながらご案内していきます。来社いただかなくても、数度ZOOMやLINEでのお打合せで完成します。
チケットもしくは石だけプレゼント
こちらは弊社でご案内している画期的なプラン。奥様が身に着けるジュエリーを奥様自身でオーダーメイドできるチケット、もしくはダイヤモンドなどの石だけをプレゼントされて、その石を使ってジュエリーを奥様がオーダーメイドしていただけるギフトプランです。
今回は、お話しを伺う上で、「ハーフエタニティリング」という製品が良さそうということになり、ダイヤモンドが留まったハーフリングをお渡しし、そちらでバレンタインにサプライズプレゼントすることになりました。
こちらの3番目のご提案は CARATPACATTO ~カラットパカット というオリジナルプランになります。こちらBridal jewelryから
石を箱に入れてプレゼントし、パカっと開けてプロポーズや記念日に贈り、サプライズ感も味わうことができ、プレゼントされた側もご自身の欲しいジュエリーをオーダーメイドしていただけるというプランです。
感謝と愛を形に
バレンタイン後日、奥様が工房にいらっしゃって、ダイヤモンドが半周留まったリングのオーダーメイドをされました。
ハーフエタニティリングと一言でいっても、ダイヤモンドの留め方だったりで魅せ方が変わってきます。
こういった細部までご自身で選択できるのは、オーダーメイドならでは。これが結婚の記念品となるのですから、思い出になり、まさに日頃の感謝の気持ちや愛情を形にされたのだと言えます。
結婚指輪と重ねづけできるようなリングにされ、同時に、これまで外していたリングのサイズ直しもされて納品させていただきました。
益々、仲良し夫婦のこれから、そして3女の成長、ご家族の今後が楽しみでなりません。
素敵なエピソードに携わらせていただけたことを感謝しております。