Jewel 4Urs.official

自分らしいジュエリーで彩りを

宗教的なこと

約5分

結婚におけるマリッジリングの関係と宗教行事における相手になにか贈り物をするということになにか関係はあるのでしょうか。
ブライダルジュエリーを20年間作り続けてきた私にもよく分からず、自分なりに調べてみたので、今回は4つの宗教とマリッジリングの関係についてまとめてみたいと思います。
ここでは、起源などは関係なく各宗教と結婚時における贈り物に関して触れていきたいと思います。

キリスト教とマリッジリングの関係

まずは、皆さんご存知のキリスト教とマリッジリングの関係についてです。
リングの起源については前回書きましたが、今回はもう少し深堀していきたいと思います。
キリスト教にはローマ聖教、カトリック、プロテスタント、ロシア聖教など様々な宗派が存在していますが、カトリックとプロテスタントのマリッジリングに対しての考え方や様式が大きく違ったのでまとめてみます。
まずはフランスを中心とするカトリックの方が多く住んでいる国ではどのように指輪の交換やその指輪を身に付けてきたのでしょうか。

カトリックではマリッジリングは左手に着用します。

これは左手は「信頼と服従」を表すとされ、その左手の薬指は「愛情や創造」を司る指だとされているからです。
カトリックといえば、1人のトップを頂点にしたピラミッドを形成した階層型の宗派ですが、マリッジリングを服従の象徴である左手にする所などカトリックの特徴が現れていそうですね。

また、プロテスタントではマリッジリングは右手に着用します。

プロテスタントが右手にマリッジリングを着用する理由は右手は血液が循環を始める指とされているからです。
しかし、ドイツやオーストリア、北欧の一部地域では、マリッジリングは右手にしますが、エンゲージリングは左手の薬指にするそうです。
プロテスタントは献花の時の花束の花を右に向けるなど何かと右回りや右側を重んじる傾向にあります。
そのためマリッジリングも右手の薬指にするようになったのでしょうか。

古代エジプトの宗教とマリッジリングの関係

古代エジプト文明では結婚に際して永遠の象徴である輪を草や藁を編んでリング状にして送っていたという説があります。
当時のエジプトでは、薬指には血管に直接繋がる太い血管が通っていると信じられていてその指にリングを着けることで永遠の愛を誓ったそうです。
後に耐久性の良い革や金属の指輪に変化して行ったそうですが、より高価な材質でマリッジリングを作ることで花嫁への愛情の強さを表しているとも言われています。

ヒンドゥー教とマリッジリングの関係

ヒンドゥー教のマリッジリングは足の指に付けるトゥリングを送ることが多いようです。
そして不思議なことに足に付ける指輪なのですが、手に付ける指輪同様、足の薬指に付けるそうです。
ここで気をつけて頂きたいのが、トゥリングを薬指でなく人差し指に付けてしまうと「私は奴隷です」という意味になってしまうそうなので気をつけましょう。
また足にトゥリングを付ける由来として宗教上肌の露出は仕方がないことだができる限り避けた方が良いとされているためか、手の指に付けるのではなく足の指につけるトゥリングが送られるようになったのかなと感じました。
また、最近ではマリッジリングに限らず指輪を手の指につけることは多くなっているそうですが、インドなどのヒンドゥー教を信教している国では、左手は不浄の手とされているため、マリッジリングも右手にするのかななんて疑問に感じてしまったのですが、実はインド人の多くは左手の薬指にマリッジリングをしています。
なんともおもしろい不思議ですね。

日本とマリッジリングの関係

日本ではあまり宗教にこだわることなく、生まれたときは神社にお宮参りに行き、結婚式は教会で行い、死んだらお寺のお坊さんにお経をあげてもらうなど自分たちが様々な宗教のいい部分を選んで行事を行う傾向にあります。
なので、マリッジリングやエンゲージリング選びについても何かにとらわれることなく、自分たちのライフスタイルなどに沿って選んでいくのが、一番良いと思います。
宗教上の理由で選ぶ範囲が限定されてしまう海外の方にとっては、とてもうらやましい環境にあると思うので、自分のスタイルに合わせて自由に選ぶ事こそが一番重要なことかもしれません。

 

最後に、マリッジリングにはいろいろな起源や理由などありますが、そういったことよりも結ばれた二人が常に身に着けているものなので、二人の絆の象徴的なものであってほしいと思っています。
オーダーメイドマリッジリングの一番の良さは、二人の想いやエピソードがマリッジリングに盛り込めるという事です。
形は何の変哲もないリングだとしても、素材から一つ一つ選んでいく作業の中で二人のリングにエピソードが生まれ、長い時間が経ってマリッジリングを眺めた時に結婚当初の気持ちを思い出させてくれるようなアイテムになっていることが私たちの一番の望みです。
そのために、私たちはお客様一人一人のマリッジリングにしっかりと向き合い一つ一つ丁寧に製作してまいりたいと考えております。

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