ベトナムのウェディング事情
マリッジリングの起源やウェディングに関して調べていたら日本貿易振興機構(JETRO)という所から世界の国々の結婚事情ついての資料が沢山出て来たので世界のウエディング事情について書いてみようと思います。
前回の記事「宗教的なこと」でも書きましたが、日本は宗教や伝統に囚われることなく良いところを自分たちなりにチョイスしてオリジナルの文化を形成していく傾向があるので世界のウエディング事情に触れてみることでその幅が広がれば嬉しいです。
では初めに私たちの思い出の新婚旅行の地であるベトナムから始めていきましょう!
テントで祝うウェディング
今回参考にしたベトナムのリサーチ資料を読んでまず驚いたのは自宅前や庭に特設のテントを設営して行う結婚式が多いということです。
テントといってもキャンプに使うようなタイプではなく、イベントなどの特設会場に使用されるような大きなブースを作るためのテントで、色も白などではなく、赤や紫といったカラフルな色のテントが多いようです。
日本であればホテルや結婚式場で行う結婚式が主流ですが、ベトナムでは誓いを立てるための結婚式というよりも、親戚や近隣の人への新郎新婦のお披露目が1番の目的という事で特設のテントで行うような結婚式が多くありお祭りのような雰囲気の中で行われているそうです。
そして驚きなのが、その結婚式に参加してるのが新郎新婦が招待した親戚や友人に加えて招待をされていない地元の人や通りすがりのさっき会ったばかりの人まで参加OK!!というとてもオープンなこと。
日本では到底考えられませんが、服装もTシャツ姿の人やサンダルで出席する人もいるようです。
それはベトナムの結婚式はマナーなどを気にするよりも、結婚式の会場に行って新郎新婦を祝福するという事と新郎新婦のお披露目が1番の目的であるからのようです。
ベトナムの人達のおおらかさと温かさと誰かを思いやる優しさがとても結婚式の風習に現れている気がします。
誰でも参加のウェディング
そんなだれでも参加可能な結婚式なので料理も面白く、席に着席した人から順にどんどんコース料理が運ばれて来て、食べ終わった人から順に帰っていくというなんとも不思議な結婚式だそうです。一体どんな厨房でどのようにして料理を準備しているのかとても気になってしまうのと同時に、果たして食事だけありつきに来るような人はいないのだろうかと疑問に感じてしまいました。
結婚式中は列席者もどんどん入れ替わっていくので、式の間は新郎新婦はずっと会場を挨拶して回るので、日本のような高砂席なども用意されないとのことです。
ベトナムの新郎新婦は体力がないと務まりませんんし、挨拶に行って新郎新婦ともに「誰だこの人?」というようなことはないんでしょうか。とても気になります、、、。
占い師が決めるウェディング
また、日取りも日本とは少し違っていて、ベトナムでは占い師に日取りを決めてもらったり、ベトナムの暦で吉日なのであれば平日でも披露宴を行うことが多いようです。
招待状も日本では2、3ヶ月前には届くのが主流ですが、ベトナムでは披露宴の日取りが急に決まることも多いらしく招待状は1、2週間前に新郎新婦から直接手渡しされることが多いようです。
前撮り必須のウェディング
逆に日本と同じだなと感じられたところは、写真に関することです。
日本でも多くのカップルが結婚式の前に式場やホテル、会場周辺や2人の思い出の場所などで「前撮り」をしてフォトブックなどを制作する事が多いですが、ベトナムでも同じで「前撮り」にはかなりの時間もお金も掛けてフォトブックを制作しているんだなという印象を受けました。
日本の結婚式でも当日はのんびり過ごすなんてことできないのに、新郎新婦が会場内のお客様に歩き回って挨拶し続けるベトナムの結婚式では、「前撮り」がないと二人の写真が一枚もないなんてことにもなりかねませんね。
思い出が大事なウェディング
日本においてもベトナムにおいても、今の若い人たちにとって大切に考えていることが、「思い出」にあるという事が大きいのかも知れませんね。
Jewel4Urs.でもお客様の思い出というものを大切にしたいと考えていてオーダーメイドのマリッジリングをオススメしているのもリング制作時の思い出をマリッジリングに入れ込んで欲しいという想いからオーダーメードをオススメしています。
世界に一組だけのおふたりだからこそ、世界に一組のマリッジリングで大切な日を迎えてみませんか。